30cm以上の魚をゲットせよ!ミッション達成まで帰れない大阪~和歌山~淡路放浪記2

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何もチャレンジしてこなかった人生を振り返り、一念発起したひろり。旅の中で自分に課した3つのミッションの1つは「30cm以上の大物を海で釣り上げる」こと。

緑深い山を抜け、ようやく和歌山の某漁港に到着。そこで、運よく飲ませ釣りに使えるサイズのアジも大量に確保できました。短い仮眠をとった後、ひろりはこのアジを使いミッション達成できるのでしょうか?

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さっそくやった、寝過ごした

なんだか車の後部座席からドゴドゴ音がする!?そんな気がして目を覚ましたのが朝6時。なんか大切な事を忘れてる気が…そうだ!朝の5時から釣りするんだった!!

急いでニコニコ生放送を開始し、浴びせられる罵倒の言葉。そうだよな、早起きしてくれてた人もいたんだよな…謝りながら目線をやると、釣具店もすでに開店しております。

店内に入るとこじんまりとした個人のお店といった感じ。どちらかというと餌屋さんとして機能しているようで、仕掛けなどは必要最低限しか置いておりません。

おそるおそる店主さんに聞いてみると、やはり青物の飲ませ釣り仕掛けは置いてないご様子。どうしようか悩んでいると、店主さんが「飲ませならこれで代用できるよ。」と船釣りの真鯛仕掛けを指さしました。

ん?これ船釣り用なんでハリが2つ付いてるんですけど…「ああ、切ればいいよ。」確かにそうだ、俺の頭が固すぎた。

餌が大半ご臨終

目的地の某漁港に向かう途中、もう一軒釣具店があったので一応寄っていくことに。そこにももちろん飲ませ釣りの仕掛けはありません。この辺の釣具店はどういう客がメインターゲットなんだ?(笑)そのまま出るのも悪いので、アジを生かしておくためスカリを購入して店を出ました。

目的地に到着すると、磯に持っていくものの選別を開始。足場の悪い場所を登っていくので、なるべく軽くしないといけません。仕掛けも準備し終え、アジをスカリに移そうとクーラーボックスを開くと…大半死んどるやんけ!

サンダルのおっさん、ドラゴンボールの岩山を登る

串本の険しい磯

早朝、クーラーボックスからしていた音はアジの断末魔だったんだ…熱帯夜にエアポンプも無しならそりゃこうなるわな…夜で涼しくなったから、2~3時間ぐらい大丈夫だろうと油断してた…

かろうじて生き残ったアジは3匹。寝坊してしまった、残りわずかな朝マズメの時間を狙い撃つにはちょうど良い数かもしれません。釣り具一式、配信機材、そしてアジを入れたスカリを持って、いざ磯に登り始めました。

パッと見た感じはドラゴンボールの岩山って感じでしょうか。荒波で削られ、丸みを帯びていながらも出っ張った部分がたくさん。コケたら放送機材か人体、どちらかは無傷で済まないでしょう。その上、なぜかサンダル履いてきてしまったので、とにかく慎重に岩場を進みます。

足場は完璧、釣れるか青物

磯の上で釣り場を確保

言葉では言い表せないような地形を試行錯誤しながら渡り終え、ようやく釣り場に到着できました。さっきの苦労が嘘のような平坦な場所で、もはや快適な釣りが約束されたレベル!

放送機材やスカリも設置し終えると、急いで仕掛けにアジを刺し、よけいなダメージを与えないようフワリと海に投げ込みました。ふー、やっとスタートラインに立てた…ここまでの苦労を考えると、1つのミッションぐらいはやり遂げたような気分ですわ。

あ、そうそう、ネットで事前に調べておいたんですが、青物は回遊してくるかどうかが一番の重要どころらしいんですよね。アジも3匹しかいませんし、足はサンダルですし、最高のシチュエーションを揃えましたとは言えません。が、場所だけはとにかく一級品。後は運を天にまかせるしかないでしょう!

ジーーッ!大海原とドラグ音

磯の上は炎天下

うーん、やっぱり海は紫外線の強さが違うなあ…水平線近くにあった太陽も徐々に高さを増していく中、針からはずれたり、弱って死んでしまったりで残りのアジもついに1匹となってしまいました。

その上、暑さでボーっとしてきましたが隠れる日陰もございません。「どうせいつも通り釣れないんだろう…」積み重なっていく不利な状況に生来の諦めグセが顔をもたげます。

その気持ちをなんとか紛らわすべく潮だまりの魚を観察しておりましたが、やはり考えはネガティブな方向へ。「こいつら湯だった潮だまりでよく生きてるよなー。死を待つだけのこの状況で、何を思って耐えてるんだろうか?」

魚への問いかけが自分への自問自答へと代わりはじめた時、ジーーッ!というギア音が大海原に鳴り響きました。

剥き出しの牙に長い身体、ついにそいつを釣り上げた

串本のとある磯で釣れたダツ

急いでドラグを締め竿を立てると、おおー!引く引く!!気を抜いたら竿ごと持って行かれそうです。「迷ってる暇があったら全力で抗えよ!」先程の自問自答に返すかのような渾身の引きに、鬱々とした気持ちも吹き飛びました。

そして、引く力とは別に感じるずっしりとした大物の手ごたえ…これは絶対逃しちゃいけないやつだ。スキを見てラインを巻いても、それ以上の長さが引っ張り出されるのでハラハラが止まりません。

しかも、過去に何度かPEラインが絡んでカットしているので、それほど残りのラインもないんですよね。打つ手はないので、残りのラインを目いっぱい使って耐えるのでした。

緊張感あるやり取りに時間の感覚がマヒした頃、ついに水面に魚の姿が!剥き出しの牙に、長い身体…って、すごい引きだったからブリか何かだと思い込んでたよ。少なくともお寿司屋さんに並ぶ青物とは程遠いお姿。

それを一所懸命にタモに導こうとするも、身体が大きすぎてなかなか入りません!何度もトライし、身体をUの形に折り曲げてようやくタモに収めました。

この魚HUNTER×HUNTERで見た事あるよ、ダツだよね。ダツでダーツする能力者が使ってたわ。え、漫画興味ないからわからない?すいません、興奮しすぎてキモオタ飛び出しちゃいました!体長を測ると70cm以上の大物ダーツ!!

最難関だった1つ目のミッション達成

磯の上から見る夕日

ついに釣りあげた魚は、青物ではなくダツでした。しかし、今回の旅のミッションの1つ目は「30cm以上の大物を海で釣り上げる」なので問題ナッシング!一番困難であったであろう目標は、移動合わせて2日目で達成されたのでした。

いや、もうミッション達成とかどうでもいい!この美しい和歌山の海で、こんな大物とやり取り出来たことがただひたすらに嬉しいんです。心の中のスッカラカンな思い出箱に、輝く思い出ができたことが…

せっかく和歌山に来たんだし、欲張って思い出箱パンパンにしてやりますか!上機嫌になったひろりは予定を1日延長し、釣りを続行するのでした。

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